SPP造船、最後の船引渡し

SPP造船、最後の船引渡し…「溶接の音止めた」

2004年の初受注後、300隻建造…グローバルMR・タンカー「強者」
景気低迷・債権団のRG発給論争で船舶受注出られず

 

SPP造船の最後の仕事だった石油製品船が先月末、引き渡された。2004年の初受注以降、300隻余りの船を建造したSPP造船は一時、世界MRタンカー市場で全世界の船舶発注量の半分以上を受注するほど技術力と船舶品質を認められたが、これからは債権団の清算決定するかどうかを待たなければならない状況だ。

3日トレードウィンズをはじめ、外信によるとSPP造船は先月末5万DWT級MR(Medium Range)タンカー’ヤサ・シーガル(Yasa Seagull)’号を船主のヤサ・シッピング(Yasa Shipping)側に引き渡した。

今回の船の引渡しにSPP造船、泗川(サチョン)造船所に残った仕事はもうこれ以上無い、昨年の2004年以降続いていた溶接の音もこれ以上聞こえなくなった。

2002年9月の船舶用メガブロックを製作する東洋造船として開始したSPP造船は2年後の2004年10月、初の船舶建造契約を締結し、新造事業に進出した。

当時、ゲデンライン(Geden Lines)はSPP造船に5万DWT級MR・タンカー4隻を発注した。ゲデンラインも最後の船舶を渡されたヤサ・シッピングと同じトルコの船社であり、SPP造船の最初と最後の引き渡し船舶もMR・タンカーとして記録された。

初の受注以降、世界的な好況期が本格化し、SPP造船は船舶受注と建造作業に奔走し続けた。

造船所の設立以降、SPP造船は300隻を超える船舶を引き渡しており、中小型船舶市場で短い期間にしっかりとした技術力と認知度を蓄積してきた。

特にMR・タンカー市場では現代尾浦造船との受注競争でも押されないず、グローバル市場で造船大国の地位を誇示した。

今まで建造した船舶のうちMR・タンカーの割合は半分を優に超えており、2008年から2011年までに全世界で発注されたMR・タンカーのうち、半分が超える船舶がSPP造船で建造された。

2013年8月には5万1800DWT級MR・タンカー’レオパード・シー(Leopard Sea)’号で創社以来、200番目の船舶建造に成功した。

これは最初の船舶である’モーニング(Morning)’号を建造した2006年9月以降7年で収めた成果で国内造船業界でも珍しい速度という評価だ。

しかし、世界金融危機以後始まった不況と無理な系列会社への投資などによって、この2010年から債権団の管理に入ることになったSPP造船は、その後5年間にわたって50%に上る人員を削減しながら経営正常化を推進してきた。

厳しい構造調整とコスト削減を通じて2015年から営業利益の黒字転換を実現したSPP造船は造船所の持続的な運営のために船舶受注に乗り出そうという方針だった。

そのためには債権団から船舶受注に必須的な手付金の還付保証(RG、Refund Guarantee)を発給受けなければならないが、債権団間の論争が結局、SPP造船の経営正常化に向けた努力を台無しにしてしまった。

主債権団であるウリィ銀行は韓国輸出入銀行、韓国貿易保険公社、ソウル保証保険とともにSPP造船のRGの発給を議論したが、輸出入銀行が最後までこれに同意せず、船舶受注が霧散した。

金融業界では、輸出入銀行が主要債権団をしている城東造船海洋に対する追加資金の援助案件を上程した際に、債権団のひとつだったウリィ銀行がこれを拒否し、債権団から抜けると言う立場を明らかにし、争いが深刻化したものと見ている。

その結果、船舶受注に参加できなかったSPP造船はサムラマインダスグループの造船所買収作業まで霧散し、清算可能性が高まった状況だ。

業界関係者は「債権団は栗村エネルギーと統営・泗川造船所敷地など3000億ウォン規模の遊休資産の売却を推進しており、SPP造船清算するかどうかを決定する協議会は今年下半期中に開かれると予想される」と説明した。

さらに、「一部の船会社から手付金の還付を要請するRG返金訴訟が受付され、法人清算を簡単に決定できない状況」とし、「訴訟で、SPP造船の再生の可能性がないにもかかわらず受注を受けたものと認められれば、債権団の貿易保険公社とソウル保証が前受け金を返還しなければならない」と付け加えた。

 

EBN 2017.3.3
http://bada.ebn.co.kr/news/view/129512


この記事は読み進めていくにつれて暗い気持ちにさせてくれます…。

 

内容を見る限り、①SPP造船は黒字経営に生まれ変わった。②受注活動したい!! ③債権者間の争いで保証(RG)を受けられず。④売却もできない…。⑤清算?ということで、③の債権者間の争いの意味がわかりません…

 

輸出入銀行は何がしたくてRG発給をNGにしたのでしょうか?激安受注でもされたのでしょうか???ウリィ銀行と輸出入銀行の無駄な争いに巻き込まれたということかしら?

 

不況と無理な投資だけでなく、激安受注もあったのではないかと容易に想像がつくのですが、実際のところはSPP造船の存在を知ったのが④のあたりだったのでイマイチ理解不足です。

 

黒字化している造船所を潰す方向に持っていき、大宇造船を残している現状がまったく理解できないのですが、やはり造船所の規模の違いなのでしょうか。。。

 

この記事の

「一部の船会社から手付金の還付を要請するRG返金訴訟が受付され、法人清算を簡単に決定できない状況」とし、「訴訟で、SPP造船の再生の可能性がないにもかかわらず受注を受けたものと認められれば、債権団の貿易保険公社とソウル保証が前受け金を返還しなければならない」と付け加えた。

この部分を読んで、RGの意味が全く理解できなくなりました。。。

RGというのは、造船会社が船を作れない時に手付金を返還するための保証と認識していたので、普通に考えたら、作れない時点で、保証した銀行などが返金しなければならないと思ったのですが・・・。「再生の可能性がないにもかかわらず受注を受けたものと認められなければ」、意味不明の条件があって返金をしてもらえないとなると何のためのRGなのよ…と思いますし、そうなると大宇造船海洋なんてRGがあっても誰も造船依頼しないでしょwww

 

ということで、RGについて解説している資料を見つけてきました。

2.1.3.分割払金の一部が支払われたのちに、造船所の債務不履行(工事の遅
延等)により契約が解除される場合、造船所は既に受け取った分割払金(こ
れを、「前受金」という。)に約定の利息を乗せて返還する義務を負う。こ
の義務を前受金返還義務(Refundment)という。これに対し、発注者の
債務不履行(代金支払遅延)の場合、造船所は前受金を返還する義務を負
わない。

2.1.4.前受金返還義務が問題になる場合、造船所に十分な資金がないことも
多いため、「造船所の取引銀行等による前受金返還義務を保証する保証状
の提出」代金支払いの前提条件とすることを標準フォームに特約として加
えることが多い。このような保証状をRefund Guaranteeと呼ぶ

引用元:シップファイナンスに関する法的諸問題 (PDF)
加藤伸樹弁護士 (和田倉門法律事務所/wadakura gate law office)

 

こちらの弁護士さんの資料を読んでも『再生の可能性がないにもかかわらず受注を受けたものと認められなければ』なんて、条件なんてつくのか???と疑問しか残りません。

銀行は諦めて早く払いなさい…払わないとやっぱりコリアだよ(Only in Korea lol)〜〜ということになって、大宇造船を潰すことになるかと

 

発注会社は諦めて日本で造船したらどうよ?

 

 

 

 


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