韓国の家計負債を調べて見た(預金取扱機関)

預金取扱機関の住宅ローンとその他のローンの推移を前回ご紹介しましたが、今回が最後で、預金取扱機関の機関別の家計への融資を見ていきたいと思います。

まず、機関は以下のように分かれます。

分類 詳細
預金銀行 銀行(都市銀行・地方銀行)
非銀行預金取扱機関 相互貯蓄銀行・信用協同組合・相互金融・セマウル金庫・郵便局など

それぞれの機関で住宅ローンとその他のローンが集計されています。

 

まず、預金銀行の住宅ローンとその他のローンの内訳(残高推移)を見て見ます。

その他ローンはそれほど増加していませんが、住宅ローンは急増しています。ちなみに融資に占める住宅ローンの割合は70%前後となります。

 

次に、非銀行預金取扱機関の住宅ローンとその他のローンの内訳(残高推移)を見て見ます。

預金銀行とは異なり、住宅ローン・その他ローンともに融資残高が増加しています。

 

それぞれの増加額をみれば、融資がどれだけ急増しているかが一目瞭然です。

2014年に不動産市場の規制緩和をして、預金銀行の住宅ローンが急増しました。

その結果、家計負債が急増したため、再度規制をする必要があるということで、2016年に規制を加えたところ、預金銀行で借りれない人が第2金融圏である非銀行預金取扱機関の住宅ローンに流れてしまうという悪循環を招いてしまいました。。。

さらに最悪なことに住宅ローン以外の借り入れも増えてしまいました。こちらは規制緩和ではなく不況が原因のはずです。

 

 

2016年末の家計負債の融資先別・内容別割合は

このようになります。融資増加額を見ると住宅ローンの増加が目立ちましたが、家計負債全体の半分もありません。

  • お金持ちと一般人:住宅ローンを借りて不動産購入(一部の一般人は第2金融圏へ追いやられる)
  • 貧乏人:その他ローンで、生活費充当

という流れで、金持ちから貧乏人までみんな借り入れをしているのが韓国の現状ではないでしょうか。

 

2002年から借入残高が2.9倍増加したと3回に分けてお伝えした内容の最初に言いましたが、世帯当たりの所得は0.67倍しか増加していません。

また、2015年の国内総生産は1,558兆ウォンで仮に2016年は2%増加した1,559兆ウォンとした場合、家計負債は国内総生産の86%に達する計算になります。たぶん、この数字は日本よりも悪いと思います。

しかも、ヤミ金や個人事業主の借り入れは別途存在していますw

パククネ

反省…


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