韓進重工業も超大型タンカー(VLCC)受注 (相場より700万ドル安)

韓進重工業も超大型タンカー(VLCC)受注「受注額7500万ドル」

ギリシャ船社と最大4隻建造契約締結…スービック造船所建造
「年末には3隻しか残らない」仕事の確保に向けて積極受注

 

現代重工業に続き、韓進重工業のフィリピン現地法人であるスービック造船所もオプション含め最大4隻に達するVLCC(超大型原油運搬船)の受注に成功した。

しかし、1隻当たり価格は7500万ドル水準で韓国造船業界に比べ低い価格で契約が締結されたという。

25日トレードウィンズをはじめとする外信によると、韓進重工業スービック造船所は、ギリシャの船主であるジョージ・エコノム(George Economou)とVLCC 2隻の建造契約を締結した。

これらの船舶は来る2018年下半期の引き渡される予定で、同型船2隻に対するオプション契約が含まれ、今後の追加受注も期待されている。

船舶の価格は公開されなかったが、現地業界では韓進重工業が隻当たり7500万ドルで契約を締結したものと見ている。

これに先立って、現代重工業もギリシャエネセル(Enesel)から4隻のVLCC(オプション2隻を含む)を受注したが、1隻当たり基本価格は7900万ドル程度だというのが、現地業界の見方だ。

韓国造船業界が8000万ドルを下回る価格にVLCCを受注したのは、2004年以降初めてだ。

当時、大宇造船海洋はセナマリス(Thenamaris)から隻当たり7250万ドルでVLCCを受注し、同年、現代三湖重工業もサムコ(Samco)と隻当たり7800万ドルでVLCC建造契約を締結したことがある。

ジョージ・エコノムが伝統的にサムスン重工業に多数のドリルシップを発注し、緊密な協力関係を続けてきたという点で、スービック造船所の今回の船舶受注はやや意外だという見方も提起されている。

しかし、今年中にドックに空きができてしまうスービック造船所でVLCCの受注に積極的に乗り出し、今回の契約が締結されたものだというのが現地業界の指摘だ。

英国の造船・海運の分析機関であるクラックソンによると、スービック造船所は現在23隻の船舶を受注残高で保有しており、このうち20隻が今年の引き渡される予定だ。

2018年に引き渡される予定の船舶はイースタン・パシフィック(Eastern Pacific)から受注したアフラマックス級タンカー2隻、Exmar社から受注したLPG船1隻など3隻だけで、スービック造船所は仕事の確保が急がれる状況だ。

現地業界の関係者は「ジョージ・エコノムは、サムスン重工業とも交渉に乗り出したが、サムスン重工業側が隻当たり8000万ドル以上の価格の提示し、積極的な受注営業に乗り出しているスービック造船所に足を向けた」と話した。

 

EBN 2017.2.25
http://bada.ebn.co.kr/news/view/129473


Wikipediaでは石油タンカーのVLCCの新造価格(2005年)が1億2500万ドルとあるのですが…

船舶の価格は公開されなかったが、現地業界では韓進重工業が隻当たり7500万ドルで契約を締結したものと見ている。

スービック造船所がフィリピンにあるので、人件費が安く利益が出てしまうのでしょうか?

 

現代重工業もギリシャエネセル(Enesel)から4隻のVLCC(オプション2隻を含む)を受注したが、1隻当たり基本価格は7900万ドル程度だというのが、現地業界の見方だ。

相場が8200万ドルと報じられていたのですがざっくり30億ウォン(3億円)ほど安く受注していたことになりますが、原材料も値上がり傾向にあるはずなのに成り立つものなのでしょうか?

 

 

2004年以降では最安値で受注したことになるということで、大宇造船海洋が2008年から粉飾会計をしたりして、その後、激安受注に走り経営危機に陥った時でさえ、そんなに安く受注していなかったことになるのですから、異常な安さではないかと思うのですがそれだけ仕事がないということなのでしょう。

 

2016年までの韓進重工業の実績は以下の通り (単位:億ウォン/%)

主な財務情報
近年の実績
2013.12 2014.12 2015.12 2016.12 (E)
IFRS連結 IFRS連結 IFRS連結 IFRS連結
売上高 25,293 25,203 31,155 30,777
営業利益 -696 -1,450 -794 1,479
当期純利益 -1,902 -2,998 -2,609 304
営業利益率 -2.75 -5.75 -2.55 4.81
純利益率 -7.52 -11.9 -8.38 0.99
ROE -11.28 -18.64 -17.73 2.45
負債比率 307.77 311.31 332.17
当座比率 66.58 70.05 45.34
留保率 358.79 186.9 134.92

負債比率と当座比率が悪いのが気になるところですが、2016年は速報では黒字になったと…

ここには掲載していないですが、2016年キャッシュ・フロー計算書(予想)を見ると、営業活動CF: +2,616億KRW、投資活動CF: +2,123億KRW、財務活動CF: -3,118億KRWなので、資産(株式)を売却して、借り入れを減らしたということになります。

 

 


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