火花散るモバイルOLED戦争

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「サムスンだけが笑うのは難しい」…火花散るモバイルOLED戦争

 

アップルの次期スマートフォンiPhone8のために、全世界のディスプレイ業界が揺れている。

 

23日、関連業界によるとアップルがiPhone8に液晶表示装置(LCD)ではなく有機発光ダイオード(OLED)を使うことになり、LGディスプレイ、ジャパンディスプレイなどモバイルOLED後発走者がこの分野への大規模投資を宣言している。

 

現在、アップルはiPhone8のモバイルOLEDの全部をサムスンディスプレイから調達すると発表している。ライバル各社は急速に拡大していくモバイルOLED市場で、サムスンだけが笑うことはさせないという方針だ。サムスンは、スマートフォン「Galaxy」シリーズにOLEDディスプレイを採用し、モバイルOLED市場を主導してきた。

 

現在、アップルをはじめ全世界のモバイル用ディスプレイがOLED中心に急激に移動している。OLEDはLCDとは違って、バックライトがなく、より薄くて柔軟な設計とデザインを表現できるメリットがあるからだ。サムスン電子、グーグル、Xiaomiなどの主要スマートフォン製造会社はすでにOLEDディスプレーに転換した。年間数千万台以上販売されるiPhoneで10周年を記念したiPhone8は’歴代最大’の販売が予想される。

 

LGディスプレーは既存のTV中心OLEDパネルとともにモバイル用OLEDパネルにも集中する形となっている。LGディスプレーは、サムスンディスプレーと似たように2010年から本格的に始めていたが、TVを含めた大型ディスプレイに集中し、TV中心の大型OLEDパネルの生産に集中した。反対に、サムスンディスプレーは、スマートフォン中心の中小型OLEDパネル(主にモバイル用)生産に集中した。

 

LGディスプレーは、アップルを含めた大型スマートフォンメーカー各社の中小型OLEDパネル搭載化が本格化されると、中小型OLED生産ラインを大きく強化している。LCD基盤の高解像度のRetinaディスプレイ(モバイル)だけに固執することができない状況であるためだ。

 

LGディスプレーは10兆ウォン以上を投資して世界最大規模のOLED中心工場である’P10’を京畿道坡州に増設することに決定した。また、今年7月には京畿道坡州に位置したLCDパネル工場P9をOLED工場(E6)に転換している。LGディスプレーは2018年からスマートフォンや情報技術(IT)用OLED、フレキシブル(Flexible)OLEDなどを本格的に生産するという計画だ。

 

中小型OLED市場に参入する海外メーカーも増えている。日本のジャパンディスプレー(JDI)はパナソニックとソニーのOLED事業部が統合されたJOLEDを買収し、モバイル用OLED量産準備に突入した。22日、日本の民官協力ファンド、日本産業革新機構(INCJ)はJDIに750億円(約7700億ウォン)の資金を緊急支援した。JDIは、同資金でOLEDに投資し、アップルなどスマートフォンにOLEDを供給するという方針だ。

 

この6月、台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)に買収された日本のシャープは来年から中小型OLEDを生産する計画だ。シャープはこの9月三重県堺工場にOLED試験生産ラインを構築するため、574億円(約6265億ウォン)規模設備投資を行うと明らかにした。来る2018年第2四半期に本格的に稼動する予定だ。

 

中国のディスプレーメーカーもOLEDディスプレーの生産に集中し、投資を増やしている状況だ。中国最大のディスプレーメーカーであるBOEを含めたCSOT、天馬なども中小型OLED生産設備を建設している。

 

これまで、中国のディスプレーメーカーの中で唯一OLEDパネルを生産してきたエバーディスプレーもOLED生産のための投資の執行を計画している。エバーディスプレーは最近、上海鎮山、工業地帯に272億人民元(約4兆6300億ウォン)をかけて6世代の中小型のフレキシブルOLED生産工場の建設に着手した。2018年8月から装備を設置して2019年1月から試験稼動する予定だ。

 

BOEも中国西部地域に465億人民元(約8兆ウォン)を投資して6世代フレキシブルOLED工場を立てている。BOEは先月、月4万8000枚の生産能力を備えたB11ラインの投資を確定した。これはBOEがこれまで投資したフレキシブルOLED設備中、最大規模だ。CSOTも来年武漢に位置した6世代OLED生産ラインにOLED投資を執行して生産ラインを追加で設ける。

 

中国パネルメーカーは、この第3四半期のアモレッド(AMOLED・能動型有機発光ダイオード)ディスプレーを140万台以上出荷したものと集計された。しかし、まだ中国OLED生産規模は、サムスンディスプレーと比較できないくらい微々たる水準だ。22日、市場調査機関IHSマーケットによると、中国のディスプレーメーカーのスマートフォン用OLEDパネル世界市場占有率は1.39%と98.71%のシェアを記録したサムスンディスプレーに比べて大きく遅れている。 中国企業はアップルのOLEDの採択とともにこのような状況を認知して投資を徐々に延長している。

 

市場調査機関IHSマーケットによると、中小型OLEDの年間市場規模は今年38億9700万ドルから2018年128億3900万ドルで100億ドルを超えるものと予測されている。

 

朝鮮日報 2016.12.23記事 ttp://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=105&oid=366&aid=0000353797


サイトの有機ELのスマホを見たときは、画質が良いと言っていた人が理解できませんでしたが、あっという間に進化してしまいました。それにしても、造船・鉄鋼のような業態から、このようなものまでこの3国はいろんな産業で競争していますね。

 

AMOLED:解説サイト

OLED:解説サイト

フレキシブルOLED:こちらの動画をご覧ください。

 

【ディスプレイメーカー】一部のサイトは音量注意

サムスンディスプレイ:公式サイト

LGディスプレイ:公式サイト

ジャパンディスプレイ:公式サイト

JOLED:公式サイト

BOE:公式サイト 日本語

CSOT:公式サイト

天馬:公式サイト 日本語

エバーディスプレー:公式サイト