サムスン半導体労働者また死亡

サムスン電子華城工場

サムスン半導体労働者また死亡・・・”労災申請も補償も受けられない”

 

悪性リンパ腫で4年間闘病してきたサムスン半導体工場労働者が死亡した。

 

18日『半導体労働者の健康と人権保護、パノルリム』は、報道資料を出し「今月8日午前1時頃サムスン電子華城工場で働いていたファン某氏(52)が死亡した」と明らかにした。サムスン半導体ㆍLCD職業病被害者のうち78人目の死だ。

 

サムスン電子華城工場
外面は綺麗なサムスン電子華城工場全景

 

ファン氏は下請会社に所属して2011年11月から2013年1月までCCSSルーム(Central Chemical Supply System.化学物質中央供給システム)で働いた。CCSSルームは半導体生産ラインで取り扱う化学物質を保管して供給するところで、2013年2回フッ酸漏れ事故が発生したところでもある。

 

ファン氏はここで化学物質供給設備を動かして管理した。化学物質が入ったドラム缶を運搬して供給設備につなげること、ドラム缶の上にたまった化学物質を拭き取り、ドラム缶の中に入った連結ホースを手を入れて取り出したり、倉庫内部に流れた化学物質を掃除することなどが彼の仕事だった。

 

パノルリムは「ファン氏は、業務中扱いした化学物質の名前の一部だけを記憶するだけで、各物質の成分と有害性は知らなかった」と明らかにした。パノルリムによると故人が勤務中に会社から受け取った教育は「手袋とマスクをつけろというのが全て」だった。故人がCCSSルームでどのような化学物質を扱ったかは営業秘密という理由で一部だけが公開された。

 

ここで働きはじめて1年3ヵ月でファン氏は「皮膚T細胞リンパ腫」診断を受けて仕事を辞めた。今年10月には「末梢性T細胞リンパ腫」診断が追加され、病気が急激に悪化し、死亡した。

 

2014年10月、ファン氏は勤労福祉公団に労災申請をしたが、パノルリムは「公団側は現在までこれに対して’処理中’という立場だけしか出さない」と明らかにした。サムスン電子が補償申請資格を「2011年1月1日以前の入社者」と規定したためサムスン電子には補償申請もできなかった。

 

パノルリム側は「危険なことは普通の協力会社の労働者が担当する。危険を外注化すること」とし、「政府と会社から何の補償を受けることもできないまま、故人はこの世を去った。疾病による経済的ㆍ精神的苦痛はそのまま遺族たちのものになった」と指摘した。

 

京郷新聞 2016.12.18記事 ttp://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=102&oid=032&aid=0002751118


四半期営業利益が8兆ウォンということで注目を浴びているサムスン電子の負の遺産のような出来事です。さすがにたくさん儲けを出していてもこうはなりたくないというものを具現化しています。

 

フッ酸(フッ化水素酸)とは
フッ化水素酸(フッかすいそさん、Hydrofluoric acid)は、フッ化水素の水溶液である。俗にフッ酸と呼ばれ、工業的に重要であるが、触れると激しく体を腐食する危険な毒物としても知られる。 wikipedia  フッ酸による事故