‘冷たい’韓中FTA 1年..輸出10.9%減

中国国旗

‘冷たい’韓中FTA 1年..輸出10.9%減

FTA恩恵品輸出も前年対比-4%
景気・原油価格下落に保護貿易の悪材料が重なる
「輸入被害減らし非関税障壁解消」カギ
産業部「来年までFTA改善交渉の推進」

 
「中国の雰囲気が尋常でない。今月初め、上海で開かれたK-スタイルフェア展示会に化粧品メーカーが参加したが、反応があまり良くなかった。THAADのためか、韓流禁止令のためかは分からない。しかし、最近輸出業界の苦情が少なくない。」

 

ある化粧品中小業界関係者は、中国への輸出現況を尋ねると、もどかしい心境を吐露した。輸出の主務省庁である産業通商資源部は「来年、輸出が2%増加する」と期待をほのめかしていたが、年末の輸出業界の雰囲気は冷ややかな状況だ。輸出の割合が最も高い中国市場は依然として冷気が出ているためだ。業界では20日で発効1年を迎える韓中自由貿易協定(FTA)の後続措置が必要だという指摘が提起されている。

 

◇韓中FTA恩恵品目も4%の輸出減少

19日産業通商資源部によると、今年1月から11月までの対中輸出額は1124億ドルで昨年同期より10.9%減少した。韓中FTA恩恵を受ける品目も今年同期間の輸出額が262億ドルで前年比4%減少した。これは韓米FTA(4.1%)、韓EUFTA(4.1%)など主要FTAの1年目の輸出成果(直前年度比輸出増加率)より低い水準だ。この結果、今年11月(0.4%)を除けば、対中輸出額の前年同月比はいずれもマイナスを記録した。

 

世界・中国経済成長の鈍化、価格の下落、中国の中間材の自給率の拡大傾向に伴い主力商品の輸出が相次いで減少した。中国の年間GDP成長率は2010年10.4%、昨年6.9%、今年6.7%(第3四半期基準)に下落する傾向を示している。原油価格の影響を受けている石油化学製品の単価はプロピレン(-50.5%)、パラジャイルレン(-41.2%)など50%台(2014年〜2016年の平均)まで落ちた。11月の輸出の場合、中国メーカーの成長の勢いで競争が激しく、主力輸出商品である無線通信機器の輸出は前年より17.9%も減少した。

 

さらに、FTA当時の期待されていた輸入規制・非関税障壁を解消する効果も微々たるものだった。韓国貿易協会によると、韓国に対する輸入規制(反ダンピング・相殺関税・セーフガード)は今年(11月末現在)182件で、インド(33件)、米国(23件)、中国(13件)による規制が69件(38%)に達した。非関税障壁(48件)のうち、半分以上が中国(26件)だ。電気電子製品相互認定、参鶏湯の輸出など一部の非関税障壁が解消されたが、依然として輸出問題がある状況だ。

 

ただし、この1年間、韓中FTA締結による韓国側の被害は大きくなかった。今年1月から11月まで中国からの輸入額は前年対比4.8%減少した。農産物(-2.1%)、ボイラー(-49%)、貴金属(-5.5%)などFTA締結によって被害が懸念された品目の輸入も減少した。文具類の場合、ボールペン類の輸入は増加(6.6%)したものの、鉛筆類の輸入は減少(-6.0%)した。産業部の関係者は「FTA以前に中国産が国内格安文具市場の80%を占めており、被害が大きくなかっただろう」と説明した。

 

◇”THAADをめぐる議論の後、中国非関税障壁高まり”

専門家たちは、今後の輸出・入の実績がカギだと口をそろえている。両国は協定発効後2年以内にサービス協定を改善する交渉をすることにした。来年末まで行われる交渉で輸入被害を減らし、中国の非関税障壁をどれだけ崩せるかがカギとなるわけだ。チョチョル産業研究院先任研究委員は「THAAD、韓流禁止令をめぐる議論の後、非関税障壁を解消するという中国の約束が守られていない」、「FTA履行点検を確実にしてFTA締結の効果を高めなければならない」と指摘した。

 

チュヒョンファン産業部長官は同日、記者たちと会って、「保護貿易主義の拡散を考慮しても、来年には輸出が2%前半に増加するだろうと見込んでいる」、「非関税障壁問題は昨日今日のことではない、輸入規制は世界的な現象だ。今後、長官級会議などで問題を解消するよう話をする」と強調した。
edaily 2016.12.19記事 ttp://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=101&oid=018&aid=0003705739

 

対中国貿易輸出推移

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11月の貿易が増加している要因を調べようと思ったのですが…韓国貿易データサイトへのアクセスがタイムアウトしてしまいできずにいますので、判明したら別途ご紹介するなどいたします。