韓国家計債務問題…借金を勧める銀行

『マイナス通帳』勧める社会…借金の心配はプラス
今年に入って8%急増…昨年の2倍

 

会社員A氏(33)は2014年に結婚を控えて4000万ウォン限度で都市銀行”マイナス通帳“貸し出しを受けた保証金が不足した彼に銀行職員はマイナス通帳貸し出しを勧めた。融資金利が5%台に高かったが、必要な時に自由に下ろして使えるという点に心が引かれた。数ヵ月後に保証金関連融資は全て返済したが、A氏は依然マイナス通帳を利用している。彼は”小遣いや生活費が不足するたびに使用して(マイナス通帳貸し出しを)やめられない“と話した。

 

景気低迷の長期化で家計のやりくりが苦しくなり、’職場人の必需品’と呼ばれるマイナス通帳利用額が大きく増えている。

 

○9ヵ月ぶりに8兆ウォン急増、前年同期の2倍に

 

7日韓国銀行によると、今年9月末現在、マイナス通帳など家計その他の融資残高は169兆7000億ウォンと集計された。最近9ヵ月間で8兆4000億ウォン増えて、昨年の年間増加額8兆ウォンをすでに超えた。昨年同期(1∼9月3兆7000億ウォン)と比較すれば、2倍に増加した数値だ。 2014年1年間約2兆ウォン増に止まっていたマイナス通帳貸し出しの規模は昨年から急速に増えている。

 

マイナス通帳“は従来の入出金の通帳に、顧客の信用格付けと取引実績などで算定した融資限度を付与して自動的に融資が受けられる商品だ。主に信用融資で行われるが、信用等級が低い人も預金などを担保に開設することができる。限度を一度設定すれば、別途の手続きなしに現金のように楽に取り出して使うことができ、定期的な収入があり、信用度が高い職場人たちが主に利用する。会社員B氏(30)は「住宅担保ローンのように規模が大きな融資は元利金の返済金額も大きく負担になるが、マイナス通帳は金額が少なく、毎月支払う利息も少なくて早く返済しなければならないという気がしない」と話した。

 

○高騰した保証金もマイナス通帳で解決

 

最近、マイナス通帳貸し出しが急増したことには生計型資金需要が増えたうえ、不動産市場の活性化で住居費が高騰したことも影響を及ぼした。KB国民銀行の住宅価格動向調査によると、今年10月全国住宅の平均保証金は2億639万ウォンだ。昨年10月(1億8241万ウォン)より13%上昇したわけだ。韓国銀行関係者は「チョンセ金(保証金)上昇に増えた住居費の需要をマイナス通帳のような信用融資で賄ったとみられる」と分析した。一般融資は途中返済手数料があってお金ができても期限前返済するのに負担が生じる。マイナス通帳貸し出しは金利が相対的に高い代わりに希望する時いつでも返済できるため便利だ。

 

給料は老後準備用として使って急な生活費はマイナス通帳貸し出しを利用するケースもある。会社員Cさん(34)は「積立金、年金、ファンドなど、長期積立式商品にしこしこ金を入れるためには月給だけでは不足する」、「金融商品にお金を先に入れて、その都度マイナス通帳の助けを借りなくては、老後の準備が不可能だ」と話した。

 

低金利基調も気軽にマイナス通帳貸し出しを利用する要因だ。KB国民、KEBハナ、NH農協や新韓、ウリィなど都市銀行5行のマイナス通帳貸出平均金利は昨年末3.72%〜4.64%から小幅騰落を経て今年9月末3.46%〜4.41%に引き下げた。

 

○家計負債の増加傾向をあおる懸念も

 

銀行としてもマイナス通帳貸し出しは良い商品だ。ある都市銀行関係者は「一般的に信用等級がよく、公務員や大手企業の職員など、しっかりした職場をもつ顧客に高い限度を付与するため安定して預貸利ざやを上げることができる」と説明した。一部の銀行はマイナス通帳貸出をマーケティングに活用することもある。KEBハナ銀行は年200万ウォンまで1%台の金利を適用する『上下1%』マイナス通帳を18日まで販売する。この商品は販売一週間で約210億ウォンが集まるほど人気を集めている。

 

一部ではマイナス通帳貸し出しが家計融資増加に悪影響を及ぼしかねないと懸念している。チョ・ヨンムLG経済研究院研究委員は「信用融資が以前より増加するなど最近の統計を見ると憂慮すべき状況だ」と「マイナス通帳貸し出しを利用する人たちが実際に誰でお金をどれだけ借りてどこに使っているかについてミクロ的な統計データを確保して管理する必要がある」と指摘した。

 

東亜日報


借入に対する感覚が自分の感覚とは違いかなり安易に借入をしているような気がして、紹介させていたきました。自分自身がズレているのかこの記事で紹介されたマイナス預金利用者がズレているのかは読まれた方の意見を伺ってみたいところではあります。