【墜落する韓国株式市場.1】チェ・スンシルショックを迎えたKOSDAQ

[翼なしで墜落するKOSDAQ①]チェスンシルショック迎えたKOSDAQ…がんばりなさいvs.売りなさい

 

‘チェスンシル問題’が起こした政局不安と政策の空白が株式市場に本格的な影響を及ぼしている。

 

パク政府になり’創造経済’政策と期待を一身に受けていたKOSDAQ市場が受けている逆風は相当なものである。最近、KOSDAQは、需給主体ㆍ主導株ㆍ好実績がない3無状態に陥った中で’チェスンシル問題’は、政治的不確実性として作用して泣き面に蜂となっている。

 

11月1日午前10時現在、KOSDAQ指数は前日比1.68ポイント(0.27%)下がった623.00を記録している。

 

同日の指数は前日より2.99ポイント(0.48%)下がった621.69で開始した。前日(624.68)に続いて約8ヵ月ぶりの最低値だ。
注:2016年の最低値は2月12日の608.45

 

KOSDAQ指数を防御していた個人投資家も売りに転じた。先月、個人はたった一日を除いて毎日株式を買い越していたが、’チェスンシル問題’が浮き彫りになって大統領の謝罪があった翌日の26日から前日まで641億ウォン売り越した。

 

金融投資業界のある関係者は”KOSDAQ全体取引の90%近く占める個人が今回の問題で国政が不安に揺れる場合、変動性はさらに大きくなるしかない”と診断した。

 

‘KOSDAQの墜落’を眺める、証券街の視線も分かれている。

 

LIG投資証券によれば最近コスダック指数の週間投資心理も(10週)は2002年10月以後初めて10%で落ちた。

 

最近、10週間1度上昇して9度下落したわけだ。1997年以降で、投資心理が10%も下がったのは、今回を含めて2002年10月と1999年9月、1998年8月、1997年11月の合わせて5回に過ぎない。

 

ジ・キホLIG投資証券リサーチセンター長は“米国の基準金利引き上げの憂慮と需給不均衡、KOSDAQ時価総額上位業種である製薬ㆍバイオメーカーなどの不振などさまざまな悪材料が続いている”、”全般的に来年上半期までは厳しい戦いを続けていくものとみられる”と話した

 

一方で、指数が年初の底の620線に降りてきただけに、’買収チャンス’をうかがうべきだという意見も出ている。
注:11月2日時点でKOSDAQ指数は620を割り込み610台に突入

 

ビョン・ジュンホHMC投資証券研究員は”620線は昨年ピーク780線で20%以上下落した区間”とし、”底を確認できる区間であるため、買収に適している”と説明した。

 

ビョン研究員は”これまで大型株を好むようになったのは、差別化された業績予測のためだった”、”しかし、9月以降は、大型株と非大型株すべての業績予測が下方修正されており、大型株を選好した市場局面を徐々に抜け出しているものとみられる”と話した。

 

KOSDAQ市場の最大不安要因とされた’需給’が改善される余地があるという点も根拠として取り上げられた。

 

この6月末ブレクシート(Brexit、英国の欧州連合脱退)後、KOSDAQ市場は’V字型’の急速な反騰の流れを見せたが、機関の売り攻勢で指数上昇の流れが制限された。

 

ぺ・ソンヨン現代証券研究員は”国民年金が先月26日中ㆍ小型株の投資制限緩和計画を発表し、受給不均衡が徐々に緩和されるものと期待する“と話した。この計画は、年末まで中ㆍ小型株やKOSDAQ市場に約1兆ウォン規模の投資を行いもので、来月中旬までに資金執行のための運用会社を選定するという内容などを柱としている。

 

ただ、’チェスンシル問題’などでKOSDAQへの投資心理が急激に冷え込んでおり、国民年金の’1兆実弾’効果は時間をかけて見守るべきだという見通しもある。ペ研究員は”保守的な観点から、国民年金の資金執行までの時間的空白、実際の執行規模などを確認する過程が必要だろう”と話した。

 

翻訳元記事:ヘラルド経済

【用語】

KOSDAQ:wikipedia

 

KOSDAQ株価指数チャート(5年)

KOSDAQ
2015年に入り急激に指数が上昇しましたが、680ポイント前後でこの1年ほどは推移しています。個人的には、特に好材料がないと思うのでポイントが大きく回復(反発)することは無いと思っています。製薬会社などで大型契約締結のニュースがチェ・スンシル事件や造船・海運のニュースに隠れて配信されていたのですが、残念ながら全く影響がありませんでした。