【韓国経済の危機.1】10月輸出前年比-3.2%

<危機の韓国経済>10月輸出前年比-3.2%…反発機会失い虚しく『墜落』

Galaxy Note7製造中止−自動車業界ストライキの悪影響
9月に引き続き2ヶ月連続の『逆成長』
第4四半期も各種悪材料が幾重にも重なり山また山
起亜自動車ストライキの継続など黒雲
輸入額減少で貿易収支の黒字
韓国の10月輸出実績がサムスン電子のGalaxy Note7の製造中止と現代・起亜自動車ストライキの影響で9月に続きマイナスを記録した。今年第4四半期(10月〜12月)にも米国の金利引き上げ、起亜自動車ストライキなどの悪材料が多数残っており、韓国の輸出が『反発の機会』を失い、マイナス成長を続けているのではないかという懸念が出ている。

 

1日、産業通商資源部と関税庁によると、今年10月の輸出額(通関基準)は419億ドル前年同期比3.2%減少したと暫定集計された※1。今年8月20ヵ月ぶりに持ち直しに成功したが、二ヵ月連続下落傾向にある。現代・起亜自動車ストライキとGalaxy Note7製造中止などが10月の輸出業績に悪材料として作用した。

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2014年1月以降:韓国輸出高推移(単位:100万USD)

 

Galaxy Note7の製造中止とともに、グローバルブランドの供給先変更(Google Nexus PhoneのLG電子での生産打切り等)などで無線通信の品目で6億7000万ドル(-1.6%ポイント)減少した。現代・起亜自動車のストライキと台風の被害(-1.1%ポイント、5億ドル)も影響を及ぼした。このように2品目の輸出不振は全体輸出減少を主導したが、2品目の輸出減少額をすべて合わせると、15億7000万ドル※3で『13大主力輸出品目※2』減少額(12億6000万ドル)の124%を占める。

 

ここに操業日数も0.5日が減少するなどこのような’支障要因’の総合計は21億1000万ドル(-4.9%ポイント)に達することが分かった。

 

10月輸出不振は、携帯電話の新製品の製造中止、自動車業界ストライキによって、ある程度予想された。しかし、今年の残りの期間、反発の余地が少ないという点で憂慮が大きい。

 

2014年10月に史上最大の輸出実績(516億3000万ドル)を記録したベース効果で2015年10月には16%(433億5000万ドル)も減少した。

 

10月の総輸出額は419億4000万ドルで、支障の要因(21億1000万ドル)がなくても回復がわずかだという点は既にマイナス成長が固着化されたという意味でもある。9月から10月に実施したコリアセールフェスタのように免税店の売上増大など、輸出実績に肯定的な行事があったことも反発の機会がなかった点は非常に否定的だ。起亜自動車が依然としてストライキが終わっていないことから、来月の輸出にも悪材料として作用するという見方も少なくない。

 

産業部の関係者は「自動車、無線通信機器分野での不振が目立った」、「それでも半導体、コンピューター、船舶などが好調を見せ、鉄鋼、石油化学、石油製品などが減少幅を減らすなど、伝統的主力品目が善戦した」と明らかにした。

 

一方、輸入額は348億ドルで、昨年同期より5.4%減少した。月間の貿易収支黒字は72億ドルを記録した。2012年2月以降57ヵ月間黒字継続中だ。

文化日報
【補足資料】
※1 韓国輸出前年同月比推移(2011年以降)

20161101korea_export
2015年にに入ってから前年度比マイナスが続いていましたが、2016年8月に前年度比プラスに転じましたが9月以降またマイナスに

 
※2 13大主力輸出品目とは、産業通商資源部が韓国の貿易を分析するために選定したもので、半導体、一般機械、自動車、船舶、石油化学、無線通信機器、石油製品、鉄鋼、フラットパネルディスプレイ、自動車部品、繊維類、家電、コンピュータの13品目のこと。

 

※3 単純に計算が間違っているのか。それともどちらかに追加のマイナスが存在するのか。元データをたどれていないため現時点では不明。